先日のCDショップ大賞は、今の音楽シーンに造詣の深いCDショップ店員たちが選んだというバックグラウンドがある。
もちろん藤井風さんは、音楽業界の内側からも高く評価をされている。
風さんの音楽がまがいものでないことは、誰も疑わない。
しかし、彼のファンは、Liveに行けば自明の通り、どこから湧いてきたん?と圧倒されるほどの数のおばさま層が猛勢をふるっている。
これは、ちょっと他のアーティストのケースとは違ってると思う。
LiveやFesからもっとも遠い所にいた私が言うのもなんだけど、風民には、決して今まで音楽ばかりを聴いてきたのではないような、言うなれば素人の大人の女性が多いんじゃないかな。
live開場を待つ人波は、いくらコロナ禍中とは言え、極めておとなしい。
ハヤル気持ちを押さえつけるかのように、黙々と我慢強い(Live中は別人になる
)。
ボッチ参加という方が多いのも、特徴的。
本人が素人だと思っているか否かは別にして、風さんに出会わなければ一生気づくことがなかったであろう、自分の中で眠っていた何か強い衝動=魂に、揺り動かされちゃった感じの方が多いような気がする。
音楽の経験値がそれほど高くない人でも、彼の世界に溺れてしまうのだ。
経験値の高い人は当然、魅了されているからね。
Liveで風さんに"ちゅうねーん"って呼ばれて身悶えしてる人の中には、音楽家や専門家だって混じってるんじゃないかな。
そういう魅力が藤井風というミュージシャンにはあるってこと。
いい、いいと言っておきながら、風さんの音楽の価値を下げてしまいそうで本当は言いたくないけど、私は音楽に関して全くの素人です。
だから、いろんな場面で、多くの方が藤井風の楽曲についてあーだこーだおっしゃってウンチク垂れてますが、わかりかねます。
でも聞きたい。
正直、ヤッフォ氏の解説もほぼわかりません。
でも聞きたい。
結局わかるのは、藤井風さんがAwesome!だってことくらいだな。