LINEを使わない友人からの年賀欠礼に返信をした。以下。
○○さんへ、ご無沙汰しています。
お母様のこと、ご愁傷様ね。
遠くから手を合わさせてもらいます。
・・・・・・・・・・
なかなか会えないので、○○さんはきっと元気だと信じて、近況報告しますね。
私は相変わらず週4日のアルバイトを続けながら、母とのんびり暮らしています。
こちらに来て4年が経ちますが、いまだに、地域の風習や母の価値観に戸惑いを覚えることがよくあります。
自分が生まれ育った地とは言え、12才から過ごした関東の感覚とは違う、何か時代をさかのぼったような違和感です。
近所の人のうわさ話とか、周囲を気にするわりに自分勝手な人たちとか、体裁ばかり気にするお付き合いとか、ね。
そんなめんどくさいことから適度に距離を取って、実は、趣味に没頭しています。
全く生産的じゃない、自分でも驚くほど意外な趣味で、○○さんには想像してもらいにくいと思うけど、”推し”がいるんです。
××より7才年下の27才のミュージシャン、藤井風さん。
ライブにも3回行ったし、毎日スマホやパソコンで彼の音楽や情報を漁ってるの。
笑っちゃうでしょ?
本当に自分でも何やってんだか、と呆れるくらい飽きずに追っかけてるんです。
そんなわけで、私はとても元気です。
○○さんも気が向いたら、藤井風さんの曲を聴いてみてね。
(ちなみに、今年は紅白にも出ます。)
そちらの冬はこちらよりずっと厳しいので、どうぞお身体お大事に。
△△ちゃんによろしくね。 以上
4年前の転居時、地元の回転寿司で二人だけの送別会をしてくれた○○さんとは、毎年2回ほど夜通し飲み明かし語り合う仲だった。
その後は、年賀状のやり取りと、2年前にかの地に出向き再会した以外は、電話で2~3度話しただけ。
手紙を書いたのは初めてだ。
英訳は諦める。