母が手入れする我が家の”ガーデン”に、今、青いクレマチスが満開だ。
本当は紫色というのだろうが、黄色やピンクの花たちの中で、陽の光を透かして青みが際立っている。
何を見ても藤井風さんと結びつけるという特技を持っている私は、当然、アジアツアー告知の青い風さんを思い出す。
短髪のやんちゃそうな風さんを、はじめは若返ったように思ったものだが、何度も見ていたら、見方が変わってきた。
”自信”というか、”覚悟”みたいな強い意志と色気を感じる。
青い風さんを散々くらってから、”もうええわ”を聴くためにHEHNのジャケ写を見ると、やはり若い。
スマートでどこか達観したような印象を受けるから、一見、35歳?みたいに思う。
しかし、モノクロの効果か、繊細さや緊張感が出ていて、地味さが逆に初々しい。
アートワークの力は絶大だ。
さらに見る者の意識や先入観も相まって、アーティストのアバターが形成されていく。
演じる人、作る人,観る人。
みんな人間だから変わっていくよね。
私はNetflixのアーティスト ドキュメンタリーで、アーティストが変わっていく過程をいくつも観た。
芸術とビジネスが繋がっているこの社会で、藤井風さんがいつまでもFreeでいられるよう願う。