私は福袋というものを買ったことがない。
資本主義社会のルールを曲がりなりにも理解しているつもりなので、くじ=ギャンブルには基本的に興味がない、否定するつもりもない。
ただ、レジャーとしてのギャンブルは、昨今話題のIRカジノでのみ認可されるようになってくれたらいいと思っている。
富は闇社会に吸い込まれるより、法規的に再分配されるほうが、ずっといいからだ。
やりたい人はそこで存分にどうぞ。
福袋は、ギャンブル自体をビジネスとする企業以外の企業にとって、利益率を調整する際の一つの方法に過ぎない。
要するに、客寄せパンダと、在庫処分の二刀流。(?)
その際、通常、価格設定と宣伝・告知が最重要ミッションだ。
ところが、風さんの服袋ときたら。
まず、告知がほかの重大トピックスにまぎれてて、極めて地味。
さらに、藤井風さんグッズでサイズを選択する必要があるのは、Tシャツ以上の服、つまり5,000円以下ではもはや購入不可能なものばかりだ。
初期の定価が比較的安価だったものほどプレミア感が高いことを考慮すると、完全に価格設定ミス。
在庫処分と言いつつ、実は愛全奉全の実践なのではないか?
利益率マイナスじゃない? 大丈夫そ?
もしかして、会社、HEHN RECORDS、〆ようとしてる?
まだ、”the sun and the moon” は商品化されてないぞ。
ここまで考えて、なんか怖くなってきた。
もちろん、抽選には早々に申し込んだが、当選確率は宝くじ並みか。
わかったようなこと言って、結局、当たれ~と神頼みする私であった。