風さんの岡山弁

ずいぶん前に岡山弁を話す知り合いがいた。

というか、岡山県出身の人とお付き合いしたことがある。

地元を離れて10年以上経っていたはずだが、「~じゃった」「~じゃろ」とか、やたら言ってた。

そんなことすっかり忘れてて、風さんYouTubeで岡山弁に再会したとき、思い出した。

実はかなり苦い思い出である。

 

そんな岡山弁で話される風さんの言葉は、あまりにのどかで、奥ゆかしくて、素朴だった。

”千鳥”のお二人が操る多少乱暴な岡山弁とは違って、甘ったれたような、気が抜けたような、どこか、けだるそうな印象。

方言で話すこと自体に年寄っぽい印象の先入観があったので、弾き語りライブ配信風さんの語り口は「いまどき何?」と衝撃的だった。

オリジナルの歌詞に方言が使われてたのはわかってたけど、曲やカバー動画のおしゃれなアレンジはこの上なく洗練されてて、都会的でアダルトな印象だったから。

同じ人?

この人、いくつ?

はてなマークと一緒にハートマークがさらに爆誕するじゃろ、そりゃ。

 

そうして私の苦い思い出はすっかり塗り替えられた。

Love岡山~

 

ドコモCMのナレーションで証明済みだが、耳の良い藤井風さんは、標準語も、話そうと思えば話せる。

全然問題ない。

この頃、公のコメントが増えてきているからか、風さんから岡山弁が抜け始めてるような気もするよ。

だけど、どうかお願い、聞かせて、岡山弁。

私はまだ、「~やこ~」の使い方をマスターしとらんけぇ。

 

どういうわけか、標準語を話す風さんより岡山弁の風さんの方が何倍もかっこいい!

 

昨夜upされたLASAフォトブックの”文豪藤井風”は、間違いなく岡山弁でしゃべりおるはずじゃけ、標準語なわけなかろうも。(妄想)