助常無傷、キーホルダーに書いてある。
こんな大それたことを、22歳の若者が、何のてらいもなく言ってのけるのだから、驚く。
お父様から常々言い聞かせられてきた、彼の人生の指針になっている言葉だと。
藤井風さんが読むという神聖な書物には、そういうことがたくさん書いてあるのだろう。
出典が気になるのはもっともだけど、彼を通して語られ唄われることそのものが、私には宇宙の教えになる。
なぜなら、藤井風という人は、真実だから。
彼が嘘偽りのない崇高な精神性を持った人間であり、同時に、地に足つけた生身の人間であることを、私が感じている。
そこらへんの方程式に少しムリがあっても、私がそう感じてしまっている事実は変えようがない。
実際のところ、それがどこか違っていたとしても、私は、藤井風さんを訴えたりしない。
すでにあまりにもたくさんのgraceを受け取っているから。